西京焼きは自分で作れる?

西京味噌、と呼ばれる京都の甘味噌を使って作られる「西京漬」。西京漬としてつけ込まれたお肉やお魚などを、香ばしく焼いたものが「西京焼き」です。

西京漬の商品は、最近ではスーパーなどでも売られていることがありますし、デパ地下などでも人気の食材となっていることが多いです。そのため、わざわざ自分で「西京漬」を作ろうと考える人は少ないかもしれません。

第一、奥深く豊かな味わいの西京焼きは、自分で作るのはなんだか難しそうですよね。

しかし、西京漬・西京焼きの作り方自体はとてもシンプルなので、基本を覚えてしまえば案外簡単に作ることができます。西京漬・西京焼きを作るために必要な材料は、西京味噌、みりん、砂糖、酒です。

これに漬け込みたい魚の切り身などを用意します。西京味噌は京都の白味噌ですから、あまり馴染みがないという人も多いと思いますが、少し大きめのスーパーのお味噌コーナーなどであれば、販売されていると思います(見た目は白味噌でも、西京味噌とは書かれていないものなどもあるのですが「西京漬」「西京焼き」とするのであればしっかり「西京味噌」として認定されたものを使用するのが良いでしょう)。

さて、これらの材料を使って、西京漬を作ります。

ポイントは水気を取る

まずは西京味噌200グラムに、酒・みりんを各大さじ1ずつ、砂糖小さじ1〜2を混ぜ合わせ、味噌床を作りましょう。

これだけで「西京漬」の準備OKです。簡単ですよね。そして、漬け込む切り身は、漬け込む前に塩をまぶし、少し置いておきます。

20分ほどすると、魚から水分が出てくるので、この水分をキッチンペーパーで拭きましょう。こうすることで魚の臭みが取れて、より美味しく漬け込むことができます。

切り身の水分をよく拭き取ったら、準備しておいた味噌床を切り身全体を包み込むように塗り、そのまま冷蔵庫に入れて1〜2日寝かせます。切り身がギュッとしまって、つやつやとした感じになっていれば美味しくなってきた証拠。

冷蔵庫から取り出し、キッチンペーパーなどで味噌をしっかりぬぐってから魚焼きグリルやオーブン、フライパンなどで焼けば、家庭で簡単に西京焼きを楽しむことができるのです。